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東京都世田谷区に住宅を計画した。都市における敷地境界と、その内側に建つ住宅とは、不可視な空間概念を所有する行為の結果である。あらゆる価値が所有から共有へ置き変わる時代、その空間概念にはノイズが広がリ続けている。金太郎飴の様な街並みの境界に走るノイズを分解し、3次元的に空間化することで都市における住宅の敷地境界を再考した。門型が反復する構造体に引っかかる水平で不規則なフロアが、縦横の境界を曖昧にするように広がることで、境界のノイズを空間へ増幅させる。