MINAMO | KIJ.JP


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新潟の都市郊外に位置する鳥屋野潟のほとりの公園に仮設の柵を制作した。動植物の生態系に寄与し、近年では都市住民の憩いの場として貴重な場所である潟。そこに自生する葦を用いて、透過しつつ反射性のある境界オブジェクトとした。人々同士の境界を緩やかに隔て、結ぶことができるだけでなく、自然と人、動物や植物同士にとっても、隔てつつ結ぶような境界を目指した。その土地で自生する植物から作られたモノが、その土地を訪れる人間や動植物の距離感を作り出す。それもまた自然な風景。

|依頼| YumaMatsuura  |企画| YumaMatsuura  |制作| TetsuyaOkuno  |写真| YumaMatsuura